冬の「寒さ」は3タイプ

| コラム

天気予報で同じ気温でも、日によって寒さの感じ方が違うと思ったことはありませんか?私たちが体感する寒さには、実は3つの異なるタイプがあります。その日の寒さの正体を知ることで、より効果的に体を守ることができます。

 

①強風が熱を奪う「風冷え(かざびえ)」

北風が強く吹く日に感じる、指すような寒さが「風冷え」です。風速が1メートル増すごとに体感温度は1度下がると言われています。

【対策】ナイロン素材などの「風を通さない上着」が必須です。また、首元や耳をマフラーでしっかり覆い、冷たい風の入り口を徹底的に塞ぐのがポイントです。

 

②足元から忍び寄る「底冷え(そこびえ)」

風が穏やかで、一見過ごしやすそうな晴れの日でも、油断できないのが「底冷え」です。放射冷却現象などで地面付近の空気が急激に冷やされ、冷たい空気が低いところに溜まることで起こります。

【対策】暖かい空気は上に溜まるため、足元が冷えがちです。厚手の靴下やタイツに加え、足首を温めるレッグウォーマーや機能性インナーを活用すると、全身の血流が良くなり体感温度がぐっと上がります。

 

③しっとり重く冷える「湿気寒(しけざむ)」

雨や雪の日など、湿度が高いときに感じる寒さです。空気中の水分は熱を伝えやすいため、肌のぬくもりが湿気を通じて外へと逃げやすくなります。日中も気温が上がらず、どんよりとした低温が長時間続くのが特徴です。

【対策】湿気は体温を奪いやすいため、防水性の高い靴やコートを選び、衣類を濡らさないことがポイントです。室内では除湿を意識すると体感温度が上がります。

 

暦の上では春が近づいているとはいえ、厳しい寒さはもうしばらく続きます。今年の冬は、その日の「寒さのタイプ」に合わせて防寒対策を行い、賢く快適に冬を乗り切りましょう。

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