2022年01月05日 
皆さんご同様かもしれないが、丸々2年この国タイから出国していない。2年前、コロナ禍発生の直前に準備していたウズベキスタンとタジキスタンへの旅行を取り止めて以来身動きが取れない。その折は早くからフライト、列車、ホテル予約まで整えて完璧な準備をしていたのが仇になり、連れ合いのビザ取得費用と、1泊だけ奮発した高級ホテルの宿泊費が無駄になった。当初ホテル側は「払い戻しは出来ないけれども予約の延期は何度でも受け付ける」と良心的な対応であったが、変更を繰り返しているうちに返信が途絶えた。もちろんそのホテル自体、営業を停止している可能性もあるので諦めた。
また先月は日本へのビジネス渡航者に対し、自主隔離3日間までの緩和措置が発表されたので、一早くフライトを予約し友人との温泉旅行や食事の約束を進めていたのだが、その緩和措置の詳細が発表されるとほぼ対応できないこと、つまり出張受け入れ法人が管轄省庁へ私の行動報告をしたり、また公共交通機関の利用制限があったり、これらを考慮すれば相当ハイリスクであることを理解しお流れとなった。そこで何処か入国後隔離が強制されない近隣国は無いかと調べてみると、カンボジア、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、モルディブへは簡単に入国できるとのことで、何故かインド圏の国ばかりであった。そこですでにトレッキング行を含め20回くらいは渡航しているネパールへ、山登りはしないまでもヒマラヤが間近に見られるリゾートホテルに数日滞在し、また勝手知ったる首都カトマンズで何日かぶらつこうかと計画を立てた。友人も誘いスケジュールを決め予約を始めたところ、つい数日前になってオミクロン株の影響によりその隔離無しも揺らぎ始めた。すでに現地の友人ともどこで会食をしようかなどと盛り上がっていた矢先にフライトもキャンセル、さらにタイ側の入国規制も再度厳格化に向け準備が始まったそうである。
ああ、またもや能天気な旅行計画は諦めざるを得ない状況となった。年に数回の海外旅行が一番の楽しみである私には、まだまだフラストレーションの日々が続きそうである。
