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第85話 在住外国人のワクチン接種

2021年05月31日 バンコク便り

つい数日前まで、外国人へのワクチン接種開始は数か月先と報じられていた。ただ同時に民間病院が仕入れたワクチンを有料で摂取することは差し支えないとも言われており、まだ先のことだが我々の順番が公的・民間接種どちらが先に回ってくるのか予想できないため、昨日社員に「どこの病院でも良いので、もし有料接種の受付が始まったら社員全員の予約を進めてね。ただし中国製とロシア製ワクチン以外で」と依頼した。

それは当然今日明日のことでは無いので、公的接種予約の方法を説明してくれた。まさか外国人の予約はできないだろうと言いながら遊び半分に「モー・プローム」アプリをダウンロードしたが、こちらはまずアカウント登録で引っ掛かりうまくいかないのだと教えられ、LINE経由での登録を手伝ってもらった。当然タイ国籍者向けであるからIDカード番号を入力しなければならず、おそらくここで皆つまずいてしまうのだろうと思いながら、私はたまたま外国人用IDカードを先月取得していたもので、登録を進めたところ、何と来月中旬の接種が予約できてしまったのだ。果たしてこれが、レアケースであるIDカードを持つ外国人が想定外であることから誤って登録されており、現場で外国人は対象外と門前払いされるのか、はたまた昨日の閣僚発言「在住外国人もタイ国籍者と同様に扱う」に従い受け入れられてしまうのか、これは実際に行ってみなければ全く分からない。

さらに登録時の情報によれば高齢者向けにはアストラゼネカ社製ワクチンを使用するということであったが、別の情報ではシノバック社製も使用するという話もあり、それはそれで怖い気もする。また「とりあえずチャンスがあるなら接種してもらい、効かなかったらまた有料でアストラゼネカやモデルナの接種を受ければ良い」などと無責任なことを言う他人がいる様で、第一「効かなかったら」を確認できるチャンスは実際に感染が発覚するケースだけではないか。

などとここまで書き進めてきたのだが、今目に付いたニュースによれば、北タイのチェンマイで同様に予約が出来たとSNS上に上げた外国人がおり、それに対して保険省関係者は、今現在外国人に対する接種計画は具体化されていないと明言したそうである。正にぬか喜び。