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第60話 高級カオマンガイに異変

2019年05月21日 バンコク便り

おやおや?以前から馴染みのモンティエン・ホテルのコーヒーショップ(ルエントーン)に向かうと、入り口に向かう通路の随分手前から待ち客らしき人達が並んでいる。何かのイベントかと思ったが、エントランスでは従業員が予約客の名前を記入する台まで設え、次々と訪れる客の応対をしている。

タイ在住の方なら何方もご存知のこのカオマンガイ(英名Hainan Chicken Rice・周辺諸国の華僑街では“海南雛飯”という看板を見る)、チキン・スープで炊いたご飯の上に茹でた鶏肉が載せられそのスープも添えられてくるというシンプルでポピュラーな、どこの田舎でも街角でもファストフードでも食べられる料理だ。元よりこの店のカオマンガイは数十年も前からその高級版として有名なのだが、値段は町場の食堂の5倍はするのでいつも空席が多く、静かな場所であることから昼間の商談などで利用している。確かに半年ほど前から少しずつ混んできたなとは感じていたが、何と突然の大ヒットらしい。また一人で完食するにはかなりのボリュームなので地元のカップルなどは二人で一人前+追加のライスを注文することが多い。お味は本当に上品で、スープの炊き込みご飯はコクがあって明らかに町場とはレベルが違う。

弊社の従業員に聞くと、やはりFBなどのネット情報で急に広まったのではないかとのこと。以前国内の観光地に出かけた際、その街で唯一ピザ窯を持つイタリアン・レストランにTrip Advisorを見た客が押しかけ、ピザが焼けるのを3時間待ったことがある。Net情報に頼るのも良いが、この様に裏目に出ることがままある。

結局我々はすぐに諦め、隣の中華レストラン、ジェード・ガーデン に入ったが、何とここのメニューにもカオマンガイがあり、まあ同等のお味だったことをご報告しておく。こちらはくれぐれも情報発信なさらない様に。