2018年01月12日
2018年は「生産性改革元年」だそうです。
最近はどこでも”生産性向上”が叫ばれていますね。
しかし 「生産性向上」=「効率化」 と誤解されているケースも多くあります。
“生産性”というのは
「ある価値(V)を生み出すためにどのくらいの手間やコスト(C)をかけたか」といえます。
コストあたりの価値、「生産性=(V)÷(C)」と表現できますね。
つまり生産性向上のためには(C)を削減させるか、(V)を上げる必要があります。
さて、ここで既製品を経常的に製造している製造業などでは、
材料コストや手間を削減してリードタイムを短縮することで
(C)を下げれば生産性を向上できます。
一方でサービス業においてはいかにして(V)を上げるかが重要です。
勤務時間を短くするだけでは生産性向上とは言えません。
このバリュー(V)は”お金としての対価”かもしれませんし、”顧客の喜び”かもしれません。
いずれにしても“やりがい”であったり、”チームでの連帯感・達成感”などの
「想い(パッション)」が強く影響しているのではないでしょうか。
バリューを見つめ直すことはその仕事の存在意義を見つめ直すこと です
「俺達はなんのためにこの仕事をやっているんだ?」
「この仕事でどんな価値を生み出しているんだ?」
目に見える数値目標などだけで管理するのでは達成できませんね。
最近は人工知能(AI)の話題もありますが、
AIなどで省力化できるところは積極的に活用して、
私たちはさらなるバリュー(付加価値)を生み出すことに精をだしたいものです。
このあたりは業種関係ないかもしれませんね。
先日、長崎県にある「変なホテル*」の話題になり、
「変なホテル」が生み出している価値は何なのかという話の中でふと感じたことをお話してみました。
*(AI搭載のロボットが受付をしたり先進技術が随所に盛り込まれたホテルです)