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『独身の日』で感じた海外ビジネス

2015年11月11日 コンサルの眼

「独身の日」って何ぞ?

・・・っと思い調べてみるとどうやら中国での話らしい。
中国では、11月11日は「1」が4つ並ぶことから「独身の日」と呼ばれていて、ここ数年、インターネット通販サイトが「寂しい独り身の自分へプレゼントを!」と大規模なバーゲンセールを行って、多くの人が一斉に買い物を行う日として定着しているようです。
海外のアナリストたちは減速する中国経済の今後を判断するのにこの「独身の日」に注目しているとか。

当然、ことしも世界各国のECサイトがこの商機を逃すまいと積極参入しています。
中国最大手のアリババは、運営するサイトでの取引額が、現地時間の17:30の時点で、日本円でおよそ1兆3800億円を超えたそうです(昨年は24時間で1兆1400億)    。

凄い。。。っという言葉しかでてきませんね。
あと数十分でおわる独身の日、どこまで記録を伸ばすのでしょうか。

中国でのビジネスはアリか?

とかく最近は中国の景気減速のニュースが取り出されていますが、
国内総生産(GDP)に占める個人消費の割合は、
アメリカ   70%
日本      60%
中国      35% だそうです。

欧米先進国はだいたい60~70%くらいです。
ただ中国をはじめとした経済成長著しい国々は、インフラ投資の割合が大きいので個人消費は相対的に低くなっています。

中国の景気減速で、富裕層の投機資金はある程度個人消費に回ってくることも考えられますから、日本の10倍の人口を抱える市場としてはまだまだ伸びしろはあるのでしょうか。

一度“消費という甘い蜜”を味わった人は、いくら景気が悪くなったとしても消費意欲は、すぐには衰えるものではありませんからね。
特に女性や若年層の消費意欲はまだまだ続くかもしれませんね

いままで「世界の工場」としておつきあいをしてきた中国、政治的な課題などいろいろありますが、「消費市場」としてはもう少し続きそうな気がしますね。

市場の動向を常に見極める

私のクライアントにも、アジア諸国やアフリカ向けに日本製の日用雑貨を卸していたり、日本製中古機械の輸出をしている会社様がいらっしゃいますが、ある社長とお話ししていると、「この国の日本からの輸出統計はだんだん落ちてきたから次はこっちの国(市場)で展開が必要かな、」というように、常に次の市場展開を考えています。

人口減少の時代に入った日本の市場・レッドオーシャン(競争の激しい市場)で「どのような差別化をして生き抜くか」というより、もともと性能のいい日本製品(サービス)を「今度はどこの市場で販売展開しようか」というような感じです。

あらためて世界を市場と考えると色々な展開が考えられるなぁっと思いました。

 

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