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分けるもの・決して分けないもの

2015年03月29日 コンサルの眼

いよいよ新年度ですね。
弊社は6月決算なのであまり関係ないのですが、やはりクライアントのお客様も3月決算が多いですし、
何より学生時代からの刷り込みや、そして季節的にもこの時期は新年度に向けて「心機一転!」っという
気持ちになるものです。

さて、”物事を整理すること” はビジネスマンにとって必要なスキルの一つですが、
それは単純に机の周りや資料の整理などに留まらず、いま仕事上で起こっている様々な課題を優先順位をつけて、最も効果的なパフォーマンスで仕上げていくことが求められるものです。

・「部長からA社へのプレゼン資料を作るように言われていたっけ」
・「そういえば取引先のBさんから、新製品についての資料作ってを送るように言われてた」
・「C社でトラブル!?クレーム対応に誰が行くって?」

・「そういえば明日、彼女の誕生日だった!まだプレゼント買ってないや」・・・etc

  ・・・全部を最高のパフォーマンスでなんて、なかなかハードル高いですよね。

さて、そこで物事の優先順位づけに役に立つかもしれない「分類3原則」をご紹介しましょう。
作家の森見登美彦さんが作品のなかで、ある小学生に部屋の片づけ方について指南したものです。
ビジネス上の課題についてすぐ当てはまるものではないのですが、参考までに。

1.よく使うものと、ときどき使うものを分けること。2.ぜったいになくしてはいけないものと、なくしてもかまわないものを分けること。

3.分けにくいものは決して分けないこと。           (森見登美彦/ペンギン・ハイウェイ)

  私はコンサルや事業再生で、経営上の課題を整理したり事業戦略を練る作業で煮詰まると、たまにこの”分類3原則”を思い出してみます。

正直言うと、この3原則だけで全部の課題が整理できるなんてことないのですが、私にとってお守りみたいなものなのでしょうね。

しかし中小企業のように少ないビジネスストック(事業上の財産。人材、ブランド)で高いパフォーマンスを発揮するには、課題や戦略をよく整理・分類してパワーを集中させることが大切なのです。

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