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更新情報

第115話 全国提案力コンテスト“銀賞”受賞

2014年07月31日 所長の眼

1407JPBM

さる7月16日、17日の2日間にわたり日本中小企業経営支援専門家協会(略称JPBM)が主宰する全国提案力コンテストが開催され、このコンテストで新潟中央会計はみごと銀賞を受賞いたしました。これで通算して3度目(銀賞2回、銅賞1回)の受賞です。

今回のテーマは“事業再生”です。過去2回の受賞はいずれも“事業承継”をテーマにしたもので主として税金対策や親族間トラブルの解決における提案力を競い合うものでした。毎年出題されるテーマはそれぞれ難易度が高いものですが、過去2度の受賞は、いわば日常の仕事の延長線上の中で対応できるものだったことを考えると、弊事務所にとって今回の難易度は特別なものがあったような気がします。

存続の危機に瀕した企業を救済するために、税務署、金融機関、取引先といった多くの債権者の合意を取り付けつつ、いかに事業を再生させるか。これは様々な利害関係者の調整を伴うため大変やっかいな問題です。仮に債権者の優先順位を法的に解釈し残余財産を配当すれば事業再生はおろか、配当に預かれない多くの債権者の反発を招くことになります。今回の提案力コンテストのテーマのポイントは、事業再生への道を閉ざすことなく、かつ、立場を異にする多くの債権者の債権回収を極大化する解決方法を提案することでした。決して豊富と言えない事業再生への取組に対する経験、これに頼っただけの解答では出題者の意図に添うものを導き出せるはずもありません。補うべく想像力を発揮しつつも現実的な解決策を導き出し、かつ、法的整合性を保つための確認作業を怠らなかった姿勢がこのような受賞に結びついたものと考えております。あらためてチャレンジしてくれたスタッフに感謝するとともに、このように皆様方に報告できることを誇りに思います。